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こんにちは。ナース “みかん”です。
子育て中の人にとって予防接種はわりと身近なものですよね。
それに、今は高齢者も肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種が推奨されてる時代です。
職業によっては毎年インフルエンザワクチンを接種したり、他の予防接種が必須な人もいるかと思います。
なんだかんだ予防接種する機会があったり、付き添ったりする機会があるかと思うんですが、それでもやっぱり接種をした後どう過ごしたらいいのか悩んだすることがあるんじゃないでしょうか?
「お風呂って入っていいですか?」
「(接種部位)もむんですよね?」
なんて質問が結構あったりするんですよね。
他にも子供だったら、
外遊びってしてもいいの?
なんて気になったりしますよね。
実は、
やってはいけないことは3つだけなんです。
そして、
理由はたった1つ。
今回は、その予防接種後にやってはいけない3つのことについて分かりやすく書いていきますね。
接種部位をもまない
最初に、予防接種について少しだけ説明させてください。
予防接種と一言で言っても、注射や飲むタイプいろいろあります。
接種部位をもむ・もまないの話は、もちろん注射の話になります。
この注射は皮下注射って呼ばれるもので、筋肉より少し手前にある皮下組織に注射することになります。
この図の黄色い部分ですね。
少し脂肪のある場所が適しているんで、二の腕や太ももにすることが多いです。
そもそも皮下に接種する理由として
薬液の吸収される早さ
が関係しています。
これはどれだけ血管が近くにあるかで吸収速度が変わるからなんですよね。
もちろん血管に近い方が早く吸収されるんで、筋肉注射の方が薬液の吸収が早くなります。
予防接種はゆっくり薬液を吸収させる必要があるんで、皮下注射が選択されているんです。
その理由を踏まえて考えると、もうおわかりかもしれませんが、
もむと早く薬液が吸収されてしまうんです!
あえて、吸収速度を遅くしているのに、もむことによって速く吸収されると意味がなくなってしまうんですよね。
この吸収速度が遅くないといけない理由がポイントで、
急激に副反応が現れたりする可能性があるんで、もんではいけないってことなんです。
逆に痛み止などの筋肉注射はもんだ方が良いんですよね。
それは、早く薬液が吸収されることで早く効果が現れるからです。
そして、接種部位にしこりが残らないようにするためでもあります。
※筋肉注射の中にはもんではいけないものもあります。
皮下注射と筋肉注射は注射を接種する部位が近いんで間違がわれやすいんですよね。
みかん
激しい運動はしてはいけない。外遊びは?
激しい運動をしてはいけないのは、これももんではいけない理由と同じになります。
そうです。もうおわかりの通り、
急激に副反応が現れる可能性があるので激しい運動はしてはいけない。
ってことです。
それに運動後に体調不良が起こった場合、予防接種の影響かどうかがわかりづらくなってしまいます。
子供が公園で滑り台やブランコで遊ぶ程度の外遊びは問題ありません。
ただ、鬼ごっこなんかの走り回るような遊びは避けた方が良いですね。
いつもしていないことをしない
子供って新しいことや、いつもと違うってことにすぐ興奮してしまうんですよね。
なので、予防接種のあとは興奮状態にならないように気を付けておく必要があります。
大人で言うならアルコールを飲んでない人が飲んでみたりするような感じでしょうか。
それでなくても子供はすぐに熱を出したり、夜泣きをしたりと原因のわからない『何か』が多かったりします。
もし予防接種後に熱が出たり、夜間ぐずったりした場合、原因の特定が難しくなってしまうようなことは極力避けた方が良いんです。
なので、
普段していないことはしない。
ってことが大事になります。
だからって、普段運動してるから予防接種後も運動するって言うのはダメなんですけどね。
そこはやっぱり避けるようにしてくださいね。
みかんの一言
してはいけない3つのポイントについて書いてみましたが、どれも難しいことではないんですよね。
予防接種をしたからって神経質になる必要はないんで、できるだけ普段通り過ごすのがいいと思います。
ちなみに、お風呂は入ってもらって構いません。
ただし、接種後1時間を過ぎてから。
これもアナフィラキシーショックなどの重い副反応が起こりやすい時間をすぎてからってことになります。
そして、何か起きた場合の原因を明らかにするためのもの。
予防接種の後は、やってはいけない3つのことを意識して過ごしてもらえたらと思います。
みかん
みかんでした。