ナースの体験談|授乳中に鎮静剤使用で初胃カメラ!検査の流れを詳細に解説してみた!!

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胃カメラって『苦しい』とか『怖い』って言う印象がありませんか?

私自身、巷の胃カメラ体験者が武勇伝のごとく胃カメラを語ってくれるので先入観で恐怖しかなかったんですよね。

ナースだからこそ体験談はめっちゃ耳にするんだよ。

みかん

とは言え、胃が痛かったので胃カメラを回避しても診断がつかずモヤモヤすることは安易に予想できました。

『イヤだ・怖い』っていつまでも言っていられないので胃カメラを受けることを決断!

この記事では、

授乳中の胃カメラってどんな感じ

鎮静剤ありの胃カメラってどんな感じなのか

ということを、ナースの知識を織り交ぜて説明して行きます。

みかん

少しでも胃カメラに対する不安が和らぎますように!

胃カメラの種類

胃カメラの流れの前に、簡単にどんな胃カメラがあるのかを説明しておきますね。

基本的に下記の3つの胃カメラのパターンから選択することになります。

  • 鎮静剤なしからカメラを入れる経口内視鏡
  • 鎮静剤ありからカメラを入れる経口内視鏡
  • からカメラを入れる経鼻内視鏡(※鼻からする場合は鎮静剤は基本使いません)

私の初の胃カメラといことで緊張していて何を選択しようか悩んでいました。

ですが、なぜだか選択肢が与えられないまま医師の決定で鎮静剤を使って口から入れることに決まりました。

たぶんその医師が鎮静剤あり・口からの胃カメラしかやってなかったんじゃないかな…と。

みかん

※なので、残念ながら鎮静剤を使わない胃カメラ(経口・経鼻)についてはしたことがないので感想は書くことができません。

※鼻からの胃カメラも体験しました⬇

【鼻からの胃カメラ】コツは呼吸!実体験をナースが解説

鎮静剤なし・口からの胃カメラはしたことがないんですが、流れは同じなので多少は参考になる部分があるかと思います。

ちなみに一般的には経鼻(鼻から入れる胃カメラ)の方が苦しくないと言われています。

ただ、鼻の構造によって痛みが強く出たり通らない人もいます。

また鼻からのカメラは管が細く柔らかいんで、できる処置が限られています。

余談ですが、この3つのカメラ以外でカプセルタイプのカメラもあります。

以前私が働いていた病院では特定の疾患のある人にしかしてなかったですけどね。
それに、そのカプセルカメラをオーダーするのも一人の医師だけでした。

まだまだメジャーではないようです。

みかん

もしカプセルタイプの胃カメラを希望するなら病院自体に取り扱いがないことも多いので、病院に問い合わせて見てね。

胃カメラ体験談

ここからは実際に体験した流れになります。

胃カメラ前日

胃カメラをするときは、胃の中がちゃんと見えなければ意味がありません。

胃の中に食べ物が残ったままだと胃の中がどうなってるかハッキリ見えなくて困るので、前日の夕食から気を付ける必要があります。

前日の夕食は消化の良いものを食べるようにします。

って言ってもわたしは普段の夕食と変わりなかったんですけどね。

とりあえず揚げ物は避けて、腹八分目にした程度です。

だいたい午後8時までに食べ終えて、その後は水分のみ接種可能となります。

ちゃんと見てもらえないと検査する意味が無くなるから食べすぎや遅い時間に食事はしないでね。

みかん

稀にちゃんと軽めの夕食にして時間内に食べ終えていても、消化機能が低下していたりすれば食物残渣がある人もいます。

オススメはうどんやおじやなんかの消化に良いものを腹八分目くらいに抑えておくことです。

でもまぁ、実際問題、緊急時は食事うんぬんの話をしてる場合ではないこともあるので食事を摂った後でも胃カメラすることはあるんですけどね。

これはあくまで緊急時ですので悪しからず。

みかん

緊急じゃない予約の胃カメラでは準備万端にしといてね。

胃カメラ当日

ついに来ました。

緊張の胃カメラ当日!

みかん

当日の注意点や流れを説明していくね。

当日の朝でもコップ一杯程度の水は飲んでも構いません。

胃カメラ当日なので絶飲食かと思われがちですが、朝に水分は取ることはできます。

ガブガブたくさん飲んだりはダメですけどね。
あと、コーヒーやジュースなどは飲まないようにして下さいね。

また、いつも薬を飲んでいる方は指示に従って飲むことになります。

胃カメラの説明を受けた時に薬の説明もされるはずなんですが、朝の薬に高血圧の薬や不整脈の薬、脳へ作用する薬などがあれば必ず飲んでおく必要があります。

胃カメラ中に血圧が上がったり、胃カメラ以外のトラブルがないように整えておかないといけないですからね。

逆に、糖尿病などで血糖を下げる薬を飲んでいたりインシュリン注射をしている人は、胃カメラのために朝ごはんがないので絶対に飲まないように注意しておくことも大事ですよ。

その他の胃薬や痛み止めなどの根本的な治療じゃない薬は、基本的に胃カメラが終わるまで飲まなくていいです。

何のために薬を飲んでいるのかを考えればある程度判断はできるかもしれませんが、胃カメラの説明の中でも薬については最重要項目なので、しっかり聞いておいてもらいたいと思います。

胃カメラ直前

ここからは胃カメラ直前に行う流れです。

病院に着いて受け付けが済んだら、点滴をします。

これは鎮静剤を入れるための血管確保で、点滴自体には何も入っていないことがほとんどです。

多くは生理食塩水か、ちょっとだけ電解質などの成分が入っているかの点滴になるかと思います。

胃カメラを入れる体勢は基本的に左向きなので、処置のしやすさから右手に点滴を挿入することが多いです。

点滴をよく失敗される人はこの記事が参考になるよ。

みかん

採血で失敗された|血管が出にくい患者ができる対策7選!【ナース直伝】

点滴が挿入されれば次はカメラ室へ移動します。

カメラ室ではベッドに横になる前に胃の中の泡を減らすドロッとした液体を飲みます。

そして、氷を舐めます。この氷が麻酔薬でした。

喉をしびれさせることで、胃カメラの刺激(苦痛)を和らげます。

そしていよいよベッドに横になってマウスピースって言う丸い穴のあいたプラスチックを口に加えます

このあたりで点滴の横から鎮静剤を入れられるんですが、わたしは一瞬で記憶がなくなりました(-_-)zzz

胃カメラ後

胃カメラが終わったあと、かなりまぶたが重かった記憶があります。

少し意識が戻ったときには既に胃カメラは終わっていたんですよね。

別の部屋に移動を促されたんですが、歩けないので車いすで移動です。

いやはや、麻酔ってすごい!!!

何にも記憶がないんです。

稀に結構な鎮静剤の量を使っても効かない人もいますが、ほとんどの人は意識がないうちに胃カメラが終わるかと思います。

カメラ室に入ってからだいたい15〜30分程度で処置は終わります。

そこから歩けるくらいまで目が冷めないといけないので、一時間程度は休む必要があります。

ただ時間がたってもふらついたり、ぼーっとしたりすることがあるんですよね。

鎮静剤の影響を考慮して、徒歩受診や送迎での受診が促されているのはこのためですよ。

みかん

「大丈夫」と思っても危険だから守ってね。

※胃カメラの体験談は他にもたくさんの人が書かれています。

あまり鎮静剤が効かなかった体験談として、にこるちゃんが臨場感溢れる記事を書いています。とっても参考になる記事なのでぜひ読んでみてくださいね。

参考 胃カメラによる胃の検査を体験してきました!【絶対絶対にやりたくない!】恐怖でしかなかった私の胃カメラ体験談にこるとめーこ

胃カメラの結果はいつ?

病院によって胃カメラをしたその日に結果を教えてくれることもありますし、後日と言われることもあります。

もし胃カメラで『生検』と言って気になる部分の組織を医師が採取して検査機関に提出していれば、結果は7~10日後以降となります。

胃カメラの費用

何らかの症状があって受診した場合は保険適応となるので、多くは3割負担です。。

費用としては3割負担で5000円程と言われていますが、追加検査などによっても金額は変わります。

鎮静剤と授乳

授乳中での鎮静剤使用は少なからず不安はありますよね。

私が言われたのは

鎮静剤使用後5時間たってから搾乳をすることです。

胸に溜まっている鎮静剤が含まれた母乳を捨てるってことになります。

その後は通常通り授乳しても構わないとのことでした。

もちろん指示に従うんですが、搾乳で全部溜まっていたものを出し切れたかは微妙かなと思っています。

幸い子供の様子は全く変わりなく、影響はほとんどなかったんじゃないかと考えています。

ちなみに胃カメラで使用される鎮静剤の添付文書には“授乳中は避ける”ように書かれています。

それは母乳を介して薬の成分が移行するのがわかっているからなんですが、量や時間までの細かな明記はないんですよね。

日本は薬などに対して過剰に対応している部分も多くあると思っています。

鎮静剤の明記はないんですが、授乳中の飲んでも良いとされる薬などが下記のサイトに書かれているので参考までに載せておきますね。

参考 授乳中のクスリの影響妊娠と薬情報センター

胃カメラを体験して…

胃カメラって聞くとどうしても『苦しい』検査やと思われがちなんですが、私が実際体験してみての感想は

全く記憶がない

でした。

鎮静剤を使用しなければ苦しかったのかもしれませんが、それでも症状があっての必要な検査であれば仕方ないんですけどね。

ただ今は“鎮静剤”と言う何ともありがたいものがあります。

鎮静剤を使用するメリットデメリットはありますが、胃カメラが怖くて躊躇っている人は医師とよく相談して決めて欲しいなと思います。

検査や治療が苦痛なく終えられることは患者さんにとっても医療従事者にとっても最良の選択ですよね。

どうしても一歩が踏み出せなかったり、予約はしたものの不安でいっぱいな人が、少しでも落ち着いて胃カメラを受けることができますように。

みかん

最後まで読んでくれてありがとうございます。
みかんでした。

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