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何の前触れもなく、気付いたら子供(第二子)が爪を噛んでいました。
みかん
おそらく幼稚園に入園したことがきっかけでした。
第一子も4歳頃に爪噛みをしていたんですが、第一子はすぐに止められたんですよね。
なので、第二子の爪噛みも「幼稚園に入ったことで環境が変わって、ちょっとストレスを感じてるだけ。慣れれば止めるはず。」って問題視していなかったんです。
まさかまさか…
みかん
そしてもう5年が経つよ。
こんなにも長引いて習慣化してしまうとは思いもよりませんでした。
爪噛みが習慣化する理由は、脳内から『爪を噛むことが心地よい刺激』って判断する物質が出ることから習慣化(中毒化)につながるそうです。
みかん
以前、すぐ拗ねるのは何で?のブログに書いたアドラーの視点で言うなら、爪噛みは構ってもらいたいって言う意思表示の一つなんですよね。
※爪噛みも一種の自傷行為と言われてはいますが、子供の場合は無意識のことも多く自傷行為とまでは言えません。
この記事では、爪を噛む癖を直す方法をお伝えしていきます。
また、そもそもの原因を探りながら爪を切るまで伸ばせた経過も書いていきますね。
※いろいろこの記事で書いた対策はしていたのですが、結局我が子は最終兵器の苦いマニキュア『かむピタプラス』を使用して治りました。

爪を噛む理由
まずは、爪を噛み始めた理由やきっかけがあると思うので、原因を探ります。
大人と子供では少し理由が違うこともあるんで敢えて分けて記述しますね。
子供の爪噛みの理由と息子の事例
- 愛情不足
- 欲求不満
- 不安
- さみしさ
- 恐怖心
- 真似
特に子供の爪噛みの原因として言われるのが愛情不足です。
みかん
「絶対に違う」と言い切りたかったんですが、そもそもの原因として愛情不足と言われている事実はあるわけで、愛情不足ということをしっかり証明することはできませんでした。
実際のところ子供が愛情不足って感じてしまったら親がどれだけ思ってても愛情不足なんですよね。
子供のことを大切に思っていることが伝わっているのか、何度も鬱陶しいくらいに聞きました。
その度に第二子は「知ってるよー」「わかってるよ」「だいすき」と言ってくれていたんですけどね。
あと、原因として思い当たったのは
『保育所から幼稚園への入園』と
『幼稚園に上の子が一緒にいないことへの不安』
『幼稚園は学校だった』
でした。
環境の変化がもたらした影響は大きいと考えています。
今まで一緒にいた上の子は小学校に入ったのでいません。
そして知らない場所に知らないお友達。
大人でも心細くなる状況ですよね。
実際、毎日幼稚園に行くことを嫌がっていました。
すぐにお友達ができるはず。
慣れれば爪噛みは治まるだろう。
って思っていましたが一向に治まらなかったし、むしろ頻繁になっていく印象すらありました。
みかん
あとは幼稚園が学校だったということ。
保育園はわりと自由で、給食も「楽しめる」「食事をきらいにならない」ってことに重点が置かれていました。
アレルギーがあって好き嫌いの多い第二子にとって、自由だった保育所から一転。
毎日の給食がストレスになってしまいました。
幼稚園の方針として給食は完食を目指していたんですが、どうしても飲み込めず毎日時間ギリギリまで給食と格闘。
息子はお茶で流し込む術を身に付けたんですが、それでも苦手なものは苦手なままで、むしろ逃げ道を探していたように思います。
「先生に怒られる」というようなことをよく口にしていました。
息子のことを思って言ってることは伝えてはいたんですが、そんなこと息子が理解できるのは難しい話です。
毎朝「今日の給食は?」って確認してくるようになって、年長の頃にはいろんな指導も増えたことで登園を泣いて嫌がったこともありました。
お絵かきや楽器、整列に運動。。。がんばってもがんばっても課題が出てきます。
できなかったら注意を受けるんで、子供にとっては行きたくない場所になってしまったんですよね。
結局爪噛みを幼稚園で自力で止められるはずもなく、家でも気付いたら噛む生活が続きました。
大人の爪噛みの理由
次は大人の爪噛みの理由についてです。
一般的に大人の場合は下記の原因があると言われています。
- イライラ
- 情緒不安定
- 欲求不満
- ストレス
- 緊張や不安暇潰し忙しい時
子供の頃の習慣がそのまま残ってしまっている人も居るかとは思います。
ただ、大人の場合は子供と違って、『自制心の欠如』が問題になります。
爪を噛むことの問題点や周りから見られた自分を想像すれば止めたいと思う人が大半やと思います。
でも自制できないってことです。
うまく発散できないストレスが無意識のうちに爪を噛む“癖”となってしまいます。
爪噛みの問題点
- 爪の変形や傷
- 握力の低下
- 自傷行為への発展
- 不衛生(化膿性爪囲炎などを起こす)
- 風邪を引きやすい(手や爪に付く菌やウイルスが多くなるため)
以上のような問題が言われています。
でも逆の説もあって、
ストレス解消
なんかのメリットがあるって言われる場合もあるんですよね。
みかん
爪噛み防止のためのアプローチ
次は爪噛み防止のためのアプローチについてです。
第一子の爪噛みがすぐに止めれたアプローチ方法からお伝えしますね。
アプローチしたのは下記の3つです。爪噛み早期の段階なら有効です。
- 「キレイな爪がいいよね」って同意を促す
- 「つめきりしたいな~」とお願いする
- 爪噛みしていても怒らず、ただ爪噛みをしている事実に気付かせるようにする
これは女の子にしか使えない手ですが、かわいいおもちゃのネイルをプレゼントしたりして爪を伸ばす意欲を高めるようにもしました。
たったこれだけで、2~3週間くらいで爪噛みをやめることができました。
第二子も同じように声かけをしてみましたが、さすがに男の子はネイルに興味を示さず効果がありませんでした。
爪を伸ばすっていう意欲が高められなかったんですよね。
そして、残念なことに私が爪を切りたいという希望についても気にはしてくれていたものの、それでは何ともならないほど習慣化していってしまいました。
爪噛みをやめるためのグッズ7選
ここからは爪噛み防止グッズなるものを紹介していきます。
絆創膏
もうこれは単純に絆創膏を貼ることで爪を守ります。ただ違和感はハンパないはずですよね。
お気に入りのキャラクターがあればオススメです。
ハンドクリーム
皮膚の保護のためにも、爪をケアしているという意識付けにも良いです。そして何よりお手軽。最近は爪ケアのためのクリームも売っています。
ただ塗っていてもそのまま爪を噛めちゃうので、意識が高くないと難しいです。
ネイル
女子にはもってこいですよね。子供用の玩具も十分かわいいです。
爪でオシャレしながら爪噛み予防にもなって一石二鳥。
ただ男子には向かないと思います。
飴
爪ではなく、噛むほうの口を止める方法ですね。ずっと舐めてるわけには行かないし、糖分の摂りすぎや虫歯も気になるところではあります。
かむピタ
まさに、爪噛み予防のために作られた商品です。日本製。口に入れると苦味があるんで爪噛みや指しゃぶり予防に使われています。

ビターネイル
かむピタ同様、日本製です。口に入れると苦味があるため爪噛みや指しゃぶり予防に使われます。
バイターストップ
スイス製で、他のマニキュアに比べ含有成分が多いです。爪噛みをを予防するための商品の元祖と言われています。利用者数はダントツで多いです。
他にも爪を強くするためにサプリメントがあったり、思った以上に商品は豊富にあります。
ただ根本は、根底に抱え込んでいる問題の除去が最優先事項だと考えているんで、私はまだ爪噛み予防の商品には何も手を出せていないのが実情なんですよね。
いざという時の最終手段として情報収集だけはしています。
爪切りで爪が切れた日
小学校に入学してから2ヶ月程たった頃にその日は訪れました。
小学校に入ってから息子自身が爪噛みを意識するようになってくれたんですよね。
幼稚園から卒園できたっていう安堵の気持ちもあるこの時期がチャンスやと思っていました。
逆にこのチャンスを逃せば、止めるタイミングが更に難しくなるはずやとも思っていました。
なので、
「小学校に入ったら爪を伸ばそうね
「キレイにしてあげるからね」
って手をナデナデしながら声をかけたんですよね。
特に卒園してから入学までの子供が家にいる期間に息子にも自分にも言い聞かせるように言いました。
そうすることで、子供から
「今日は噛まなかったー」
「今日はこの指とこの指を噛んじゃった…」
なんて学校での爪噛み事情を私に報告してくれるようになったんです。
噛まなかった日は「すごいねぇ、やったぁ!!」って抱きしめて、
噛んだ日は「何か嫌なことがあった?噛んじゃうときもあるよね」って爪を確認しながら、
「大丈夫。血も出てないし、また頑張ろう」って抱きしめました。
これを毎日繰り返していたら、爪が一ミリくらい伸びたんです!
その爪を見ながら二人で「これいいんじゃない!?」、まだ伸びてない爪は「こっちもがんばれば伸びるんじゃない!?」ってキャッキャしながら楽しみました。
そして、そして、ついに!!!
全体に爪が伸びてる!
数ミリやけど…切るほどでもないけど…
「切ってみようか」
ってことで爪を切りました( *´艸)
みかん
ただやっぱり習慣化したものは難しくて、まだ噛んでしまう日もあるんですよね。
それ以降、手の爪を切ることはできていないんですが、相も変わらず報告してくれる息子は愛しいと思います。
そんでもって「ママごめんね。また噛んじゃった」って言う素直な息子に協力したいと思います。
正直、『またぁ…』ってイライラすることもあるんですよね。
この5年間泣いてみたり怒ったこともあったし、お互いがストレスを感じて悪循環に陥ったこともありました。
みかん
時間がかかってもちょっとずつ前進していることを実感すれば希望になります。
小学校での息子は、苦手な給食はあるものの、食べる前に自ら減らすことを先生に伝えられています。
それに給食は残したりもしていますが、お友達とほぼ一緒に終了できていて遊ぶ時間もあるようです。
担任の先生が優しいこともあって、息子が小学校に行くことを楽しめていることが爪を噛みの回数を減らしてくれていると思っています。
まだまだ気を抜くことはできませんが、こうやって一歩ずつ良い方向に向かうように関わっていきたいと思っています。
爪噛みは何よりも爪を噛んでいることに気付くことが大事で、周りから注意されるんじゃなくて、
自らの意思で「やめよう」って思えるタイミングを作ってあげることが大事です。
もちろん原因の除去も必要なんですけどね。
もし、子供が爪噛みをしているのを見つけたら、何で噛んでいるのかを探りながら、噛むのを止める意識付けをしてあげてみてほしいなぁと思います。
みかん
みかん
みかんでした。