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乳幼児って抵抗力も弱いし、風邪をひいて咳が出たり、鼻づまりや痰がらみになることが頻繁にあります。
もともと気道が狭いので症状がでやすいんですよね。
呼吸が苦しそうだと親としては見ているのも辛くなりませんか?
今回はそんな時に家できることを書いていくので参考にしてみて下さい。
鼻水や痰を出す
まずは、詰まってるものを出します。
そうは言ってもなかなか簡単にはできません。
これができればそもそも何の苦労もないんですよね(;>_<;)
できることとしては次のようなことがあります。
鼻の横を押す
赤ちゃんは自分で鼻をかむことも痰を出すこともできません。
なので、
鼻の横を押すと溢れてくるような鼻水なんかをこまめに拭き取ってあげたり、塊が手前にあれば取ってあげるようにして下さい。
塊を取る
塊については、「綿棒で取る」なんて言うことを聞いたことがあるかもしれませんが、私は綿棒で取れた試しがありません。
逆に奥に詰めてしまうことにもなりかねないんで、あんまりオススメはできないです。
どうしても気になる場合は寝てる隙にピンセットで摘まんだりしてます。
ってこれも赤ちゃんが動くと危ない細心の注意は必要になります。
あくまで自己責任の範囲でお願いしたいと思います。
塊があっても、いずれは出て来るんで心配はいりません。
中にあったら「見える…」、って気になるかもしれませんが、鼻の奥の方にある場合は危険なんで自然に出てくるのを待ちましょう。
それこそ鼻の横を押したり、くしゃみなんかの刺激でポンッと出てくることがあったりします。
泣いたり咳き込んだときに拭き取る
あとは泣いたり咳き込んだりすると、鼻水が勢いで出てきたりするので、このチャンスを逃さず取って下さいね。
吸引
ちなみに小児科では吸引って言って鼻水を機械で吸ってくれたりするんですが、効果はもって数時間です。
早ければ数分で元の鼻づまり状態に戻ったりします…。
なら「しなくていいやん」って思われる方もいるかもしれませんが、
効果の持続時間は短くても、吸引で鼻水の中のウイルスや菌を吸いとってるんでバイ菌の絶対量が減るのは確実です。
すぐまた鼻づまりになったとしても、吸引してもらうのがベストだと思います。
嫌がる子も多いですが、ここはちょっと我慢ですね。
それに、鼻水自体が気道に入ることが減るんで、むせて咳込むこともある程度防ぐことができます。
もし、家庭でも吸引がしたければ電動式をオススメします。
家庭用の口で吸うタイプの鼻吸い器は、かなりの肺活量がないと鼻水は吸えないんです。
多少なりとも効果はあるとは思いますが、労力と効果を考えると何とも割に合わない気がします。
鼻の横を押して溢れたのを拭き取ってるんとあまり変わらんのじゃないかとさえ思っていました。
これは私個人の感想なんで、何とも言えませんが…( ̄▽ ̄;)
なので、鼻水がネバネバやったり鼻づまりの時は、口で吸う鼻吸い器は効果を最大限に発揮することはできないと思ってます。
その点、電動タイプの効果はバッチリです!
病院内でもポータブルの吸引器を使用したりするので、小児科などで吸引してもらうことと比較しても吸引力にあんまり差はないんじゃないかと思ってます。
※病院で使用するポータブル吸引機はもっと大きいんですけどね。
家庭でも使えるようにコンパクトになってるし、鼻づまりによる中耳炎を繰り返したりする子がいるなら、検討をオススメします。
家庭で吸引するときのコツだけ少しお伝えしておきますね。
コツは3つです!
- 吸引器の先を湿らせます。
- 吸引中に鼻の少し上を押さえて放してを繰り返します。
- 吸引時間は5秒程度で、交互に2回ずつ行います。
吸引器の中に鼻水が吸い込まれやすいように、また鼻を傷つけないように、水を始めに吸います。
それから鼻水を吸うんですが、鼻の奥の方からも吸い出せるように外側から鼻を押したり放したりします。
吸引している間は息ができません。長すぎると苦しいし酸素が足りなくなるので、長くても5秒程度にしておいてくださいね。
加湿
これは、
鼻水や痰を柔らかくして出しやすくする効果と、
喉や鼻の粘膜を正常な状態に戻す効果があります。
今はオシャレな加湿器もたくさんありますし、空気清浄機に付いていたりもするんで便利です。
粘膜が乾燥することで炎症を起こしやすくなるので加湿は本当に大事なんですよ。
とは言ってもすでに炎症が起きてると思うんで、悪化しないように!
あと加湿で問題になるのはカビです。
加湿器はカビが生えやすかったりするんで、カビが部屋に飛び散って逆効果にならないようお手入れはちゃんとしておく必要があります。
体勢
まっすぐ上を向いて寝転がると、胸が圧迫される気がして苦しくなりますよね。
なので、
体を横に向けて寝かせるか、少し背中と頭を高くして寝かせると良いです。
あと、抱っこなんかの少し背中を丸めて起きている姿勢も呼吸は安定することが多いです。
背中をゆっくりさするだけでも効果はあるんですよ。
まさに、これが“看護”。
余談ですが、肺炎なんかの場合は、炎症を起こしてる部位(痰のたまっている場所)を上にして横向きにして、軽く丸めた手のひらで背中を叩いて上げると痰が出てくることがあります。
※これをタッピングって言います。
それに、炎症を起こしてない方の肺が下に行くことで血流が確保されて、血液中の酸素濃度があがったりもします。
小児ではあんまり効き目は実感できないかもしれませんが、成人では有効だったりします。
飲水と食事
鼻水と痰で想像以上に水分は奪われます。熱などがあれば尚更ですよね。
こまめに水分補給や栄養補給をするようにしましょう。
この『こまめに』と言うのが重要で、お腹をいっぱいにしてしまうと、咳が出たときに刺激で嘔吐してしまったり、お腹が膨らむことで胸が圧迫されて苦しくなったりします。
しんどくてお腹いっぱいになるまで食べる元気がないこともありますが、無理して食べさせるのは禁物です。
鼻や口周りの保湿とケア
鼻をかんだりするときにティッシュを使うことが多いと思います。
ティッシュは皮膚の水分や油分を奪ってしまいますよね。
なので、
皮膚の薄い子どもたちには、あらかじめ保湿剤を早めに塗布してあげたりして、肌のケアもしておくことが大事になります。
入浴後に保湿しているなら、それを鼻の横や下に塗ってあげるのが良いかと思います。
あと意外かもしれませんが、ウェットティッシュなんかでつまみ取ると皮膚へのダメージは少ないんです。
濡れていても鼻水は結構拭き取れるたりするんですよ。
もちろんアルコールフリーじゃないとヒリヒリするので気をつけて下さいね。
今は保湿ティッシュなるものも売られているんで、一度試してみてください。
拭き方のポイントとしては押し拭きです!
軽くポンポンと押しながら拭いてあげることで、皮膚へのダメージを最小限にすることができます。
みかんの一言
小児科でもらう咳止めや気管支拡張薬は対症療法でしかないんで、飲んでても長引いてしまうことがあります。
少しでもできることがあれば、その分ちょっとは早く治るはずです。
試せることがあればぜひ試してみてくださいね。
お子さまの症状が早く治りますように。