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“みずぼうそう”って知らない人はいないんじゃないかって言うくらい有名な病気ですよね。
おたふくかぜと同じように流行する病気の一つです。
今回は、新たに定期の予防接種に組み込まれたこともあり“みずぼうそう”について書いていきますね。
みずぼうそうとは?
水痘・帯状疱疹ウイルスによる伝染病です。
正式には水痘っていう病名です。
今までは終生免疫といわれていたんで、一度みずぼうそうにかかると二度目はないと思われていたんですよね。
でも抗体価が低下したり細胞免疫が低下すると再感染が起こることがわかっています。
潜伏期間
平均10~21日と長めなんです。
なので、感染している可能性がないかかくにんするために、予防接種の問診表にも接触していないか記入する項目があります。
症状と診断
かゆみを伴う発疹と発熱が特徴になります。
最初は腹部などに虫に刺されたような発疹ができます。早ければ数時間で水泡が出現して、1~2日で全身に広がります。
発疹のピークは2~3日。
口の中や目の中、耳の中や頭皮など全身の至るところにできる可能性があります。
37~38度の発熱が70%程度に起こるといわれています。
感染経路
空気感染、ウイルスに触れることによる接触感染、咳やくしゃみなどによる飛沫感染があります。
感染する時期
発疹が出る1~2日前から周囲に感染させる力があるといわれています。
冬から春にかけて流行しやすい傾向にあります。
気温が25度以上になるとウイルスが死滅するんで夏は流行しにくいんですよね。
好発年齢
10歳以下が95%を占めます。
15歳以上は1%以下ともいわれていて、成人期の初感染は20代に最も多く、次が30代になります。
我が家の第1子は1歳で感染。
第2子は予防接種を2回接種したのでかかっていません。
合併症
水痘肺炎と呼ばれる肺炎を起こすことがあります。
小児ではまれなんですが、成人では16~50%に見られて、喫煙者の方がより合併症を起こしやすいです。
また成人では高熱になったり、皮膚症状の悪化などもみられることが多く、重症化しやすいです。
治療
症状が出現してから48時間以内に抗ウイルス薬を服用するのが効果的です。
また発疹への軟膏塗布も早期から対応する方が跡が残りにくい印象です。
我が家の第1子は1歳と言う幼さで感染したことや早期の対応で跡は微かに1つある程度です。
妊娠中に感染した時の影響
妊娠初期に感染すると流産の可能性高くなります。
妊娠中期以降では先天性水痘症候群といって、発達遅延を伴う神経障害や奇形となる可能性が高くなります。
周産期では新生児がみずぼうそうに感染すると重篤で危険な状態になりやすいです。
妊娠を希望している場合は、希望する2ヶ月前までには予防接種を済ませておく必要があります(妊娠中は予防接種できないんです)。
予防接種
生後12~36ヶ月に至るまでに1回目を接種します。3ヶ月以上の間隔をあけて2回目を接種します。
推奨は1回目を生後12~15ヶ月の間で、2回目を1回目終了後6~12ヶ月の間にとなっています。
みずぼうそうに感染した患者と接触してから3日(72時間)以内にワクチンを接種すれば80~90%の確率で発症を防ぐことができたり重症化を予防できるといわれていることから、緊急的に接種が可能です。
みかんの一言
小児で感染することの多い病気なんですが、まだ予防接種のなかった世代が成人して感染すると重症化しやすい病気です。
予防接種が定期化されこれから減少していくと思われますが、インフルエンザよりも感染力が強いと言われているのでまだまだ注意が必要です。
もし、感染した場合は早期に対応することで跡も残りにくくなるので、ただのみずぼうそうと侮らず対処していくことが重要になるので覚えておいてくださいね。