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りんご病って何だか可愛い名前ですよね。
でも私の中ではかなり怖いイメージがあったんです。
みかん
まさか、まさか。
いざ自分の子供が『りんご病』にかかってみたら思ってたのと全然違う!
『りんご病』の診断もなんとも簡易的で、しかも曖昧な感じでびっくりしました。
子供にとってはそれほど怖くない病気なんですね。
※妊婦さんにとっては最大限注意しなければいけない病気です。
みかん
今回は、私以外の家族4人が感染したこの『りんご病』についてわかりやすく書いていきます。
みかん
伝染性紅斑
りんご病の正式名称は『伝染性紅斑』って言います。
聞き慣れませんよね。
ヒトパルポウイルスB19っていうウイルスによる感染なんでが、まぁ覚えなくて大丈夫です💦
おたふく風邪やみずぼうそうのように感染に流行があったりします。
流行
春から夏にかけて感染者が増え、4~5年おきに流行すると言われています。
ちなみに我が家5人中2人が2019年5月に感染。その後9月に2人が感染しました。
最近では2007年、2011年、2015年と流行しているので、2019年の今年はまさに流行する危険性が!
5人家族のうち4人が2019年に感染したことになります💦
長女の話では学校でも同じような症状の子がチラホラでていたそうなので、2019年が流行年で間違いないのかもしれません。
りんご病にかかるとどうなるの?
まず基本的な特徴は以下の3つです。
・ほっぺが赤くなる
・熱はあまりない
・発疹がでる
ほっぺが赤くなる
まさに名前の通り、りんご🍎のようにほっぺが赤くなることが特徴です。
はっきり赤い部分がわかる『境界鮮明な紅斑』と言われていて、蝶のような形をしていることから『蝶形紅斑』と呼ばれています。
ただ我が家の長女に至っては片方はわりと鮮明、もう片方はちょっと赤い程度でした。
子供はわりと暑がりだし、走り回ったら頬が赤くなることも多いんで、明らかに「これはりんご病だ」なんてわかるものではなかったのが現状です。
みかん
大人がかかった場合も両頬が赤くなることは少ないと言われていますが、旦那は手足の発疹が出たあと数日経って2日ほど酔っぱらいのような赤ら顔になっていました。
熱はあまりない
ほっぺが真っ赤なのに対して、ほとんど熱がないと言われています。
我が家も次男は熱なし。
長女はこのあとに記述する発疹のせいなのか後半に37度7分程度の熱が続きましたが、他の感染症に比べると熱は軽度でした。
ただ、長男と旦那については感染したと思われる時期に熱がありました。
ということは、感染した時に風邪症状が出て発疹や顔の赤みが出る頃には熱が下がっているから「熱がほとんどない」と思われているだけなのかもしれません。
発疹がでる
レース状や網目状と呼ばれる発疹が出るのが特徴です。
ただ、最初から特徴的な発疹が出るのかと言われればそうでもありません。
我が家の長女は溶連菌感染から同時にりんご病の発疹が出現したようで、最初は溶連菌感染による小さな発疹がふくらはぎより下の足に出ました。
そのあと足全体、腕へと広がり、数日後に顔が赤くなったんですが、もはや発疹同士がくっついて一色に見えるくらい全体が赤い奇妙な色具合になりました。
そして、そのあと徐々に薄くなる段階でレース状に変わっていったんですよね。
お腹や背中は発疹が出ないことも多いようですが、最後の最後に少しブツブツのまだら模様の発疹が出ました。
我が家は4人ともほぼ同じような経過を辿ったんですよね。
次男も発疹についてはほぼ同様の出方をしているので詳しく書いていきます。
みかん
発疹出現時に外に居たので、急速に手足に明らかな発疹がではじめたんです。
※りんご病は日焼けで発疹が悪化することがあります。

翌日には発疹がくっつき始めていますが、手足と顔意外は全く出ていません。


この数日後赤みがピークを超えたあたりからレース状・網目状と言われる発疹になりました。

発疹が消えるまでは10日程で、発疹だとは分からなくなりますが、日焼けのような感じで色味は少し残ります。
完全に治るまでは2週間くらいかかるのでちょっと長い印象です。
また日焼けによっては再度発疹が出ることもあるようです。
みかん
合併症
合併症として関節痛や関節炎、また頭痛などが言われています。
比較的小児には少なく1割ほど。
大人では男女差はあるものの3~6割ほどの人に合併症が出現し、女性の方が出現率が高くなっています。
典型的な症状がなくても、合併症が出るとしんどいですよね。
感染時期
発疹が出てきた頃にはほとんど他者に感染させることはないと言われています!
じゃあ、いつ感染するのかと言うと、
ほっぺが赤くなる7~10日前に周囲に感染させる力があります!
このほっぺが赤くなる7~10日前に風邪症状がでたりするんですが、この時期に注意が必要なんです。
とは言っても、風邪症状だけで『りんご病』がわかるはずもなく予防するのはかなり難しいです。
診断
りんご病にはインフルエンザや溶連菌のように簡易検査はありません。
なので、出ている症状と周りの流行などから診断することになります。
我が家の長女は溶連菌に陽性反応が出たんで最初は溶連菌と診断されたんですよね。
でも抗生剤を飲んでも微熱が続き、発疹の形状が何かおかしい…ってことで、とりあえず抗生剤を変更。
その数日後、次男が『りんご病』と診断されたことで、「長女もりんご病だったかもね~」という何とも曖昧な診断が下されました。
治療
治療薬はありません!
症状も比較的軽いことが多く、発疹によるかゆみがひどい場合にかゆみ止めが処方されるくらいです。
なので、実は看護師として小児科に勤めていた2年程の間に『りんご病』と診断された子を見たことがなかったんです。
受診するほど症状がひどくないことと、受診しても何もできることがないので、もしかしたら世間のママさんは自宅で見ているのかな…!?
私は別の病気だといけないので念の為受診させましたが、大人になるまでにかかっておきたい感染症の1つなので診断してもらってよかったです。
学校は行ける?
発疹が出て『りんご病』と診断された時点で周囲に感染させる恐れが少ないことから学校も通常通り行けます。
我が家の事例
りんご病の説明で次男の発疹の写真や家族の症状を書いてきましたが、我が家の長男と旦那の例をまとめておきます。
子供のりんご病(長男:当時7歳)
もう熱はありません。
でもお腹には全く発疹はありません。




酷かった手足の発疹も含め、2週間程でもとの肌に。
大人のりんご病(旦那:当時30代後半)
微熱と頭痛がひどくしばらく寝込んでいました。
見てみると蕁麻疹様の小さな発疹が膝から下の足全体に出現していました。

酔っぱらいのような赤ら顔が2日ほど続きました。
全身の発疹は2週間以上かかってようやく消失。
まとめ
子供がかかっても症状は軽いので、こじれることが少ないりんご病。
治療薬もないし、登校制限もない、いわゆる『ちょっと発疹の出る風邪』のようなものです。
そして診断は明らかにほっぺが赤くなったり、レース状の発疹が出ていなければ難しいのが事実。
ただそれ事態は問題ではないんですよね。
りんご病で問題になるのは妊婦さんへの感染!
りんご病は胎児の生命に関わる問題なんです。
なのに、感染力の一番強い時期に『りんご病に感染したことに気付けない』ことがほとんどです。
周囲に、感染者がいたらマスクや手洗いなどの予防対策を行い、妊婦さんに近づかないなどの配慮ができるのがベスト!
一度感染するともうかからないと言われているので、『りんご病』と診断された時は母子手帳に記録しておくと良いですよ。
みかん
ただ…
義母いはく、「(旦那は)りんご病に小さい頃かかった事がある」そうなんです。
もしそれがほんとにりんご病だったのなら、『りんご病に対する免疫力の低下で二度目の感染』があったことが疑われます。
麻疹も終生免疫と言われていたのにそれが覆されたので、今のところ資料がないだけで二度目の感染があるのかもしれません。
2度目の感染があるかもしれないこと、診断される前に感染を拡大させてしまうというリスクを考えると、りんご病は全ての人が注意する必要のある病気の1つだと考えています。
妊婦さんに伝えたい『りんご病』の記事はこちらです
【2019】妊婦さん気を付けて!りんご病感染者はすぐそこにいるかもしれません。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
みかん