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遺影写真は葬儀で多くの方が目にします。
最後のお別れをするときに故人との日々を思い出す重要な写真ですよね。
ですが、良い写真が見当たらず何十年も前のモノや免許証の写真が使われてしまうこともあるんです。
これまで「生前に遺影写真を撮るなんて縁起が悪い」と亡くなってから家族が写真を選ぶのが一般的になっていたので、故人の意志が反映されることが少なかったのです。
家族がこれから一番目にすることになる写真でもあるので自分が残して欲しい写真を選んでおくと遺された家族の気持ちが癒されることにもつながります。
この記事では遺影写真のをいつ撮るのか、また生前に撮影するメリット・デメリットについてお話していきます。

みかん
終末期医療に携わり300人以上の方の看取りに立ち会ってきた看護師です。病棟や外来化学療法室、特養などで死を見つめた多くの方と関わってきました。 終活をポジティブなイメージに変えるべく『満ち活』として最期の時を意識しながら今を大切に生きることを発信中。
遺影写真いつ撮る?

遺影写真はいつからでも撮ることができます。
生前に撮影される方の多くは終活をはじめる60~70代に撮影されていますが、最後の時がいつ訪れるのか、またいつまで元気な写真が撮れるのかはわかりません。
最期を意識したときから写真を撮り始めることをおすすめします。
私は40代ではじめて遺影写真を撮りました。
何年か経てばまた更新して写真を撮ればいいので、終活を意識したときに活動の一つとして、また日々の中で写真を撮影する機会があれば1枚だけでも一人で撮ってみるなどしておくのが良いでしょう。
遺影という形にこだわらず、思い出の一つだと考えて気楽に考えてみて下さいね。
生前に撮るメリット

ここからは遺影写真を生前に撮るメリットについてお伝えしていきます。
家族が困らない
まず一つ目のメリットは家族が困らないということです。
人が亡くなるとその後は慌ただしく、手続き葬儀の準備などしなければいけないことがたくさんあります。
遺族の思考能力は悲しみやショックなどから通常の1/3程になると言われていて、思考能力が低下した状態で様々なことを数時間で決断しなければならないのです。
その中の一つに遺影写真があります。
でも故人が自ら選んだ遺影写真があれば、家族が探したり選んだりする負担を減らすことができますよね。
アルバムをひっくり返して探さなければいけないことも、どの表情のものを選ぶかで迷うこともしなくていいのです。
自分の納得した写真が遺影になる
メリットの二つ目は自分の納得した写真が遺影になるということです。
家族や親族、また不特定多数の人に見られる写真だからこそちょっとよく撮れた写真がよかったり、自分らしいと思える写真が良かったりしますよね。
もし免許証の写真を拡大され永遠に飾られることになったら悲しすぎます。
元気なうちに好きな場所で、好きな格好で、自分らしい表情をした写真を撮ることができるので何度でも撮影してみてください。
遺影写真が遺された家族の癒しとなる
メリットの三つ目は遺影写真が遺された家族の癒しになるということです。
写真を見て故人を思い出すことももちろんですが、その写真が故人が自ら選んだモノということで思い入れが強くなります。
写真からより故人を感じる事ができるので、話しかけてみたり楽しいことを思い出しやすくなるんですよね。
故人が最後の時をちゃんと意識して生きていたということも感じる事ができるので、家族の悲しみが和らぐことにもつながります。
生前に撮るデメリット

ここからは生前に遺影写真を撮るデメリットについてお伝えしていきます。
いろいろデメリットを考えてみましたが、デメリットは1つでした。
撮影する労力と費用
生前に遺影写真を撮るデメリットは、労力と費用がかかるという点です。
写真を撮る機会が少ない人にとっては写真は苦手だと思われる方も少なくありません。
1人で写真に写るハードルの高さもありますよね。
そういったときは家族写真と一緒に遺影写真も撮っておくと記念にもなります。
子どもの写真撮影をしてくれるようなスタジオなどでも遺影写真を撮ってくれるのでプロにお任せするのがおすすめです。
プロは笑顔の引き出し方もたくさん知っているので素敵な写真を撮る近道ですね。
費用はかかってしまいますが、自分が納得できるものを選べるというメリットには代えられないモノがありますよ。
まとめ

遺影写真はいつからでも撮影することができます。
終活のセミナーで写真をとってくれるイベントがあったり、スタジオで撮影してもらったり、また家族に撮影してもらうというのも思い出に残りますよね。
長く長く飾られる遺影写真。
自分が納得したものを選ぶために生前に撮影してみてはいかがでしょうか。